大ばあちゃんがなくなる前日、
いっくんは大ばあちゃんに手紙を書いていた。
さっぱり解読できなかったけど
「早く元気になってください」という内容らしい。
その手紙を実家に持って行って、翌朝の訃報。
起きてきたいっくんに大ばあちゃんが死んじゃったことを伝えると
黙って部屋のすみっこに行ってしまった。
そしてポツリと
普段はちょっとしたことでピーピー泣くくせに
いっくんはこういうときに涙を隠そうとする。
私の妊娠後期もそうだったな、甘えたいのをガマンして
泣きそうになると背中を向けて涙をぐいっと拭う。
見ているこっちが泣いちゃったものだ。
それからいっくんは私のところに来て言った。
………。
いっくんのせいじゃないよー。
大ばあちゃんすごーく長生きしたから、もういいんだよ。
晩年はいっくんの好敵手であった大ばあちゃん、
よく同じレベルでケンカしてたけど
いっくんは大ばあちゃん大好きだったみたいです。
お手紙書いたら大ばあちゃんはきっとまた
元気になる思とったんやて、ええ子やよね。
これからは空から見とったってな。
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コメント
コメント一覧 (3)
そして、強い子なんだなあ、と感じました。
このお別れが、いっくんを、今よりももっと強くて優しい子にしてくれるでしょうね。
子どもに支えれていることが多いと感じる毎日です
(・ω・)b<いっくん、これからもその優しい心を忘れずにママをしっかり守ってね
いっくん、あったかいですね。
私も息子に、こころの優しい
痛みのわかる子になってほしいです。