いっくんはちゃんとお返事ができる。
日常のあいさつもちゃんとしているし
「ありがとう」なんかも自分から言える。
でも…
おともだちを泣かせちゃったり、
おとうさんに怒られたりしたとき、
いっくんは「ごめんなさい」を言ったことがない。
多分、生まれてから一度も言ってないと思う。
自分が悪いのに「ごめんねは?」と言うと
いっくんが泣き出しちゃったり、ふてくされたり。
そんな話を支援センターの保育士さんに
相談というより世間話感覚で話した。
そのベテラン保育士さんは
とほがらかにおっしゃった。
保育士さんが言うには
「『ありがとう』や『こんにちは』『いただきます』なんかは
まわりの大人がちゃんと普段使っていれば
わざわざ『こういう時はこう言うのよ』って教えなくても
大人を見ている子どもも自然と言えるようになりますけど
大人社会のいわゆる謝罪っていうのは
子どもの『ごめんなさい』とは使う状況も意味合いも
だいぶ違いますね、だからそれを大人の生活から
自分で学習するのはちょっと難しいんですね」
うーん、確かに大人同士の間じゃ
殴って泣かせてごめんなさい、なんてことは
あまりないもんなぁ。
「だから無理やり言葉だけで謝らせても、
子どもは本当に悪かったと思って
言ってるわけじゃないから、またすぐに
おともだちに手を出したりしちゃうんです」
「子どもからしたらいじわるしてやろうとか
そういうつもりは全然なくて、
ただこのおもちゃでもっと遊びたいんだとか、
なにか相手が意に沿わないことをしたとか、
理由があっての行動ですから、口だけで
謝らせても本当は意味ないんですね」
それは確かにそうかも。
じゃあまだごめんなさいって言えないのは
仕方ないんだ。
「でもね、私としては子ども同士
もっとどんどんケンカしてもいいと思ってるんですよ。
叩いたら相手が泣いちゃったとか、
おもちゃを独り占めしてたら遊んでくれなくなったとか
子どもたちの間で社会性を身につけるということもあるし
『イヤ』って言えるのは自分の意思をはっきり
伝えられるっていうことですから、
おもちゃのとりあいでケンカになっても
危なくない限りは大人が手や口を出さずに
気が済むまでやりあいさせればいいんです」
あー。
私も以前は先におもちゃで遊んでたのがいっくんでも
別の子が取ろうとしたらケンカになる前に
いっくんに我慢させてその子におもちゃ渡したり
よくしちゃってたかも。
最近では相手にケガさせない程度には
好きなようにやらせてる事も多いけど
(ほっといてるわけじゃないよ念のため)
基本的には保育士さんの意見、賛成かな。
ただ…。
いっくんの場合、泣かされることより
おともだちを泣かせちゃうことの方が圧倒的に多いし
(手を出すのもたいていいっくんから)
こっちが仲良くケンカしなと見守るつもりでいても
ケンカはやっぱり相手のあることだから
相手の親御さんが同じ考えでいてくれるとは
限らないし… (・Θ・;)
そうかー。
子どもには子どもなりの考えがあるんだよなー。
考えてみると、いっくんは確かによく手を上げるけど
おともだちが使っているおもちゃを横取りするとか
いうことはめったにやらないなぁ。
おともだちを泣かせるのも、いつもなにか
理由あっての行動なんだよね。
いっくんが心のやさしい子だっていうのは
(親の欲目かもしれないが)おかあさんが
よーく知っているし、保育士さんの言うとおり、
意味もわからず「ごめん」とただ口先だけで
言えるようになってもしょうがないし。
なんてのんびりかまえることにしたのですが。
先日ちょっとうれしいことが。
(この話続きます)
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長文になってしまいました。
コメント
コメント一覧 (4)
確かに、謝るというのはそういえば出来てないな~、促さないと出来ないな~と、心当たりアリアリで。
何だか凄くホッとしました。
そして、続きが気になります(笑)。
でもやっぱりそうそう、相手のお母さんのことを考えると(>、<)
仲良くケンカさせてくれるようコミュニケーションが必要なんですね
がんばります!
いっくんの嬉しいこと楽しみです♪
考えてたのでなんだか、とても他人事ではなく
保育士さんの話にすごくホッとしました。
うちの娘もお友達を泣かせることが
圧倒的に多いし、叩いたりギューって
握ったり仕舞いには噛み付いたり((゚m゚;)
根気よく子どもの気持ちを汲み取って
いこうと思いましたー。
すごくリンクしてしまって長々と
失礼しましたm(_ _ )m
私も子が小さいとき ある講師の先生に言われました。
「親が言わないことは子も言わないのよ」って。
それを聞いて Dァさんに対しての接し方とか反省したりしました。
Dァさんに「ごめんなさい」なんて言ったことなかったから^^;
いっくんは とっても優しいから いつのまにか言えるようになりますよん♪